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開業
■資金繰り

開業するには資金が必要です。それではどれくらい必要なのでしょうか?
また、どこに行けば資金を借りることができるのでしょうか?

開業費用の中で、もっとも大きなウエイトを占めるのは店舗の保証金や内装工事、設備など初期投資の部分です。この部分が大きくなりすぎると、開業当初の収益が思いのほか伸びなかった場合に痛手を被ることになります。
開業してからも、賃料や仕入れ代金などは確実に出て行きますので、十分な運転資金を用意する必要もあります。開業に当たって必要最低限のものを用意し、できるだけ少なく抑えるようにしましょう。

資金計画
(1) 開業資金の内容を知りましょう!
a) 開業資金は「運転資金」と「設備資金」に分かれます。
b) 開業資金は事業計画から具体的な必要資金を見積もります。
c) 金額はできるだけ現実の数字を挙げます。
(2) 開業資金の調達方法
a) 開業資金の調達は「自己資金」と「借入金」に分かれます。
b) 自己資金は開業資金の50%以上が望ましいです。開業を決意した時から計画的に資金を積み立てることが大切です。
c) 銀行借入れのうち、国・県・市等の開業資金融資制度が一定の条件を満たせば金利等で有利となります。政府系の金融機関である「国民生活金融公庫」などはもともと金融機関から融資が受けにくい中小企業や個人事業主に対して資金を提供する為に設立された機関です。低利で長期の融資を受けることができますので検討してみましょう。
d) 借入金は両親、兄弟姉妹も頼りになる調達先のひとつです。
★★ 参照 ★★
☆国民生活金融公庫について知りたいときは・・・こちら
☆中小企業金融公庫について知りたいときは・・・こちら
☆商工組合中央金庫について知りたいときは・・・こちら
☆信用保証協会について知りたいときは・・・・・・・こちら
(3) 資金計画を立てましょう!
a) 開業資金一覧表から、必要資金に見合った調達方法を見積もります。
b) 必要資金合計と調達資金合計が一致するように調達方法を考えます。
c) 資金計画一覧表は何回も作り直すことによって漠然とした資金計画が、より具体的な計画となります。
(4) 国・県・市等の新規開業資金融資制度を利用するにあたっての留意点

a)

開業する事業について、具体的に説明できること。

b)

開業する事業について、熱意のあることを理解してもらえるよう努力すること。

c)

開業に必要な資金(設備と運転資金)と調達方法を、資料で説明できるようにしておく。
販売・仕入計画
お客様のニーズや取り扱い商品、価格、販売方法などは、経営戦略における重要な項目です。また、取引先の信用や仕入条件などを把握しておくことも販売や利益に直接影響する大切な事項です。
収支計画
事業を開始して継続していくには、現金収支が大切です。いくら利益が出ても現金が足りなければ事業活動はストップしてしまいます。
収支計画は返済計画とも関わりがありますので、一貫性を持って検討して下さい。
 
人件費等経費計画
人件費等経費のほとんどは、売上に関係なく、支払わなくてはならない費用です。これらの費用は利益計画に大きな影響を与えるのでよく検討しましょう。
       
資金返済計画
  借入金の返済は利益からなされます。しかし利益の中から税金を払ったり、個人事業所の場合は生活費に充当しなければなりません。
  損益計算書を基に、無理なく、滞りなく、生活の目途が立つか十分検討して下さい。
       
取引先の確保
  (1) 仕入先の選定を行う場合、一番大事なことは自分のニーズに合っているかという事です。
  (2) 事業で成功するためには販売が決め手です。販売先(顧客)はどこにあるのか、どのようにして見つければ良いのか、頭と金と足を使って探しましょう。
 
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